
木質素材を科学し、価値へと変換する。
野村式熱化学還元処理(TCR)
スギ正角材の木口断面
左は熱化学還元処理材(TCR)、右は高温乾燥材


木材乾燥神話
私達が色々の種類の木材を種々の生活用材として用いるためにまずやらなければならないのは、木材の形状・寸法安定化です。
ご存知のように、木材はその元となる樹種によって組織構造が異なり、それが育っていた環境や樹歴によって複雑な内部構造を作り上げています。この内部構造の履歴が、木材を用材として用いる際に、反ったり、曲がったり、捻じれたり、割れたりといった欠点を生ずる原因となります。
これまで、先人たちはこの欠点を取り除くためいろいろ知恵を絞ってきたのですが、その一つが木材中の水分を取り除くことでした。製材後、長年自然乾燥することで水分が抜けて行き、材が安定することを見つけたのでしょう。この水分除去、即ち乾燥が木材の形状・寸法安定化の唯一の方法であるという神話になってしまいました。その後は、如何に早く水分除去するかという技術ばかりが主流となって、含水率を下げさえすればよいという時代になってしまいました。厳密に規格化された工業製品と競争するためにしゃにむに寸法安定化を進めてきた結果、高温乾燥処理が主流になり、写真に示すような表面は割れていなくても内部にはミカン割れが発生し、強度が著しく低下してしまった材料が建築材やエクステリアの用材として平気で使われているのが現状です。皮肉なことに天然素材としての木質素材が持っている工業製品にない材料特性が失われてしまうことになってきました。私は、天然素材として木材でしか得られない材料特性を活かすための方法を確立したいと長年研究を続けています。
研究記録
木質素材
材料機能開発

木質素材(木材・竹材・ヤシ材)の熱化学還元処理による形状・寸法安定化装置の設計・製造販売

熱化学還元処理によって新たに付与された材質特性を活かした木質素材の用途別商品開発
建築用材、建具、家具、クラフト、遊具・玩具、楽器(弦楽器、木管楽器、和楽器、パンフルート、ライアー)

竹炭・竹酢液の機能の商品化
新型コロナウイルスに対する竹酢液による殺ウイルス剤の開発と商品化

竹炭のマイクロカーボンとシリコンを基本とする複合半導体の酸化還元反応を利用した新型コロナウイルスを含む病原性コロナの分解システムの開発と商品化
SPIEL OTAN
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シュピール・オータン
(木工芸作品)

素材研究から生まれる、
木の新しい表情を活かした
唯一無二の木工作品。
研究所が開発した木材の特性と機能を活かし、不安定な時代に人間の情緒に語りかけ心を安定させてくれる、木の生命を感じるアトリエオータンの木工作品ブランド「シュピール・オータン」
・木の動物シリーズ
(1)木の動物、鳥、魚、昆虫 (2)ミミズクシリーズ
(3)干支
・木の積み木
・九九積み木
・木の家シリーズ
・木の乗り物シリーズ
機関車、自動車、その他
・木のレリーフ(Relief)
・家具シリーズ
椅子、机、本棚、その他
・照明器具シリーズ
・木のアートクラフト

作家の願い
オ-タンの木の動物たちを中心とする一連の作品は、ブナ、ケヤキ、カシ、ロ-ズウッド、シタン、コクタンなどの広葉樹を用いて、数十年、数百年の年輪に刻まれた木のいのちに 新しい生命を吹き込み、子供たちに全てのいのちの大切さを記憶し続けてもらいたいとの
思いから生まれました。単純に色や材質の異なる素材を組み合わせるだけで見事な調和と
存在感が生まれました。幾世代にわたって思い出を染込ませ、それを大切に語り伝えられるような媒体になってくれればと願っています。
アトリエ・オータン主宰 野村隆哉


















